スティーヴン・ホーキング博士亡くなったのか。
スティーヴン・ホーキング博士亡くなったのか。
— アリソン (@arisonjp) March 14, 2018
イギリスの理論物理学者のスティーヴン・ウィリアム・ホーキング博士が2018年3月14日に亡くなった。
一般相対性理論と関わる分野で理論的研究を前進させ、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名が知られている。
1971年には「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱し、
1974年には「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング放射)を発表。
量子宇宙論という分野を形作ることになった。現代宇宙論に多大な影響を与えた人物で有名。
「車椅子の物理学者」としても知られ、学生の頃に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症している。
ALSは長い間、発症から5年程度で死に至る病であると考えられていたが、ホーキング博士の場合は途中で進行が急に弱まり、発症から50年以上にわたり研究活動を続けていた。
晩年は意思伝達のために重度障害者用意思伝達装置を使っており、スピーチや会話ではコンピュータプログラムによる合成音声を利用していた。
なぜ宇宙は存在するのか
「もしその答えを見つけたなら、人類の理性による究極の偉業になるだろう。神の心を知るわけだから」
――「ホーキング、宇宙を語る(A Brief History of Time)」から
世界の不完全さについて
「不完全さがなければ、あなたも私も存在しない」
――2010年ディスカバリーチャンネルの番組「ホーキング博士のよくわかる宇宙(Into The Universe With Stephen Hawking)」で
障害と共に生きることについて
「ほかの障害者の人たちに助言するとしたら、障害に妨げられずにあなたがうまくできることに集中し、何ができないかを無念に思わないこと。身体的だけでなく、精神的にも障害者になってはいけない」
――2011年5月、ニューヨーク・タイムズとのインタビューで
明るく楽しく過ごすことについて
「もし人生が面白おかしいものでないなら、生きるのは悲劇です」
――2004年12月、ニューヨーク・タイムズのインタビューで
1日中考えていることについて
「女性。全くの謎だ」
――2012年 The New Scientist
タイムマシンについて
(タイムマシンが将来的にできるかどうか)私は誰とも賭けをしないだろう。
賭けの相手は(もし本当にタイムマシンが作られるならそれを使って)不公平にも未来を知っているかもしれないから」
時間順序保護仮説によって過去に戻るタイムマシンは不可能という見解。
これは「我々の時代に未来からの観光客が押し寄せたことはない」ことからも裏付けられるとしている。