矢場とんのわらじ豚かつ定食を食べました。
名古屋名物の味噌カツの原点。
創業は昭和二十二年。小さな屋台から始まった「矢場とん」。
雑踏の屋台で、一人の客が何の気なしにつまみで食べていた串かつを、
おもむろに”どて鍋”(もつの煮込み。名古屋では豆みそで煮込みます)のたれにドボンと浸して食べてみた。
そして一言「こりゃ~美味い!」。
たまたまそこに居合わせた客も試しに食してみると、「なるほど、これはいける」と...。
実はその人こそ「矢場とん」の初代店主、鈴木義夫でした。その後、鈴木義夫はこれを何とか商品に出来ないものかと試行錯誤し、やっとの思いで秘伝のみそだれを完成。
昭和22年(1947年)、南大津通四丁目電停前に「矢場のとんかつ」として創業。
栄の近くにある、矢場とん栄セントライズ店。栄駅から南へ行ったところの地下にあります。
名古屋市中区栄3-3-21セントライズ栄 地下1階 (丸栄すぐ南)
下の看板が目印。
【矢場とん】
さて、時間が時間だったので並ばずに食べることができました。
みそかつ丼 が1188円。
わらじとんかつ が単品で1296円。定食にすると1728円。
鉄板とんかつ が単品で1404円。定食が1836円。
けっこう、高い。
当時みそかつと言えば現在のような大衆料理ではなく、大変高価な料理で庶民にとってはなかなか手の出ない食べ物。
戦後の復興期、みそかつは本当に贅沢だった。一生懸命働いて数ヶ月に一度、みそかつを食べるのが唯一の楽しみだった。
・・・今でも、高級です。
でも、ネタのためには、多少高くてもネタに走る。
そう、ここは、わらじ豚かつだ。
わらじとんかつはなんと通常の2倍の大きさなのだ。
【矢場とん わらじ豚かつ定食】
みて、このボリューム。
みそだれとソースの2種類の味が楽しめるけど、店員と話しつつ味噌だれオンリーに決定。
味噌はサラサラでほどよい甘さで豚カツにしっとりと染み込みつつ、カツのさっくりとした食感を残しつつ…
あとは食べて理解してほしい。
ご飯はお代わり自由で2杯食べました。
ご飯がドンドン口の中に入っていきました。
【矢場とん わらじ豚かつ定食 完食】
ごちそうさまでした。
味噌カツなら、矢場とんを外せない。
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