際限なく高騰していたガソリンやハイオクがいつからか転じて急激に値段が下がってきている。
何がおきているんだろうと思っていて、何者かの陰謀なのではないかとか適当に妄想していた。
ちなみに、今のガソリン価格は下記をどうぞ。
都道府県別平均ガソリン価格ランキング [ガソリン価格比較サイト gogo.gs]
http://gogo.gs/rank/ave.html
原油価格が下落した原因は、どうやらシェール革命による世界的な原油の供給過剰。
シェール革命って言うのは名前だけは知っていたんだけど内容は知らなかった。
地下深い岩盤のシェール層という地層の中から原油や天然ガスを採掘することは困難だった。
それが21世紀に入りアメリカで大量に採掘できる技術革命、シェール革命が起こった。
アメリカは世界最大の石油消費国だったが、この原油増産によって原油の輸入量が激減。
結果的に世界的な原油の供給過剰に。
原油の供給過剰なら生産量を減らせば、原油価格の下落も防げるのだけど、生産量は減らすことは無かった。
アメリカがどんどん供給しているのだから、中東も負けれないとどんどん供給した。
で、結果、原油の供給過剰が止まらず、価格が下がった。
国際原油価格がこの半年で4割以上下落したらしい。
ガソリンは1リットル150円代の後半、ハイオクは170円ぐらいだったのが、いつの間にかハイオクが140円以下になってきている。
(今思うと、ペットボトル飲料は500mlで140円なんだから、ハイオクが高かったときでもペットボトル飲料に負けていたわけか。)
先物取引とか、大量に原油を買い込んでいる企業は大損しているのではないだろうか。