8月6日の出来事。
もう二度とこんなことをおこしてはならない。
加藤春江
1945年8月6日この日も朝から下迫さん、小川さんと3人で事務所の机に向かい喋りあっていた。
事務所も危ない、と言うので将校の命令どおり、
レンガ造りのごつい金網の張った倉庫の2階にあった大きな柱のそばに私の机があり、
5~6M先の天井に四角な天窓があった。3人が喋っていたとき、突然カマドの火を炊いているときの音の何十倍かと思われるようなボーッという音がした。
瞬間、オレンジに赤を混ぜたような火の柱が天窓からサーッと落ちた。
加藤春江 1945年8月6日
http://www.manuera.com/kenso/19450806.html