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日本こそソフトパワーの1位になるべき国である

日本こそソフトパワーの1位になるべき国である。

英『Monocle』誌が現地時間11月18日に発表した世界のソフトパワーランキングは、
英国が米国を抜いて初めて世界1位となった。

世界30カ国中の上位10位は、

  1. 英国
  2. 米国
  3. ドイツ
  4. フランス
  5. スウェーデン
  6. 日本
  7. デンマーク
  8. スイス
  9. オーストラリア
  10. カナダ

ちなみにアジア勢は韓国が昨年より3つランクを上げて11位。
中国は順位を2つ落として22位。

英国が1位になった理由について、英『Monocle』誌は「ロンドン五輪の成功が後押しとなった」としている。


まだまだ世界は軍事力や権力といったハードパワーが蔓延していると思う。
それはビン・ラディンの殺害やテロ対策、世界各地で起きている内乱や紛争の目に見える一部だけでも明らか。

西暦2000年はとうに過ぎてるし、マヤ歴が終わって新しい時代が始まろうとしてるのにハードパワーの時代。
来年以降のマヤ歴の新たな時代は知識や情報、文化、思想などのソフトパワーの時代でなければならないと思う。

力ある個よりも、むしろ関係性を重視したソフトパワーによる文化の相互理解

日本人の誠実かつ謙虚という性格的特徴と、
日本の世界に誇る漫画やアニメ、ゲームなどの文化的な成熟度や影響をみると
日本はソフトパワー大国になりえる力を十分に持つ国であると考えられる。

そもそも狭くて小さな日本がハードパワーで他国に勝てるなんて想像もできない。
土地、人口、資源に恵まれない日本がハードパワーで勝負を挑むのは、
例えるならネズミがライオンに挑むようなものだ。

だがネズミも侮れない。もし、そのネズミがミッキーマウスだったとしたらどうだろうか。
ミッキーマウスでも単純に戦えばライオンには勝てないだろうけど、
版権で勝負したら間違いなくミッキーマウスが勝つ。というか、ディズニーが勝つ。
勝負する世界を変えれば、小さくても弱くても1番になれる。世界に影響を与えることができる。

世界のソフトパワーランキングで日本は6位。まだまだ日本は謙虚になりすぎ

ただ謙虚なのか、それとも日本の政治を動かす指導者が不在だから世界をけん引できないのだろうか。
こんなにコロコロと総理大臣が換わる国も珍しい。
(それはここでは掘り下げないとして)

日本人の精神に確固たる柱がないのも原因の1つかもしれない。
(これもここでは掘り下げないとして)

武力をハードパワーとして表現するならば、対極としてのソフトパワーは平和と表現できる。
(単純にハードパワーとソフトパワーは相反するものではないんだけど)

日本は非戦闘員を対象とした最悪のハードパワーである核爆弾を使用された唯一の被爆国である。
だからこそ、日本はソフトパワーの1位になるべき国となる権利もあるし、義務でもあると思う。

日本の評価は、政治不信や人災と、ここ数年で評価を落としまくり。

そろそろ日本はソフトパワーの1位を目指してもいいんではないだろうか。


ソフトパワー(Soft Power)とは、国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、
その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、
国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力のことである。

ハードパワー(Hard Power)とは、他国の内政・外交に影響をおよぼすことのできる軍事力・経済力のこと。
軍隊を動員しての示威行動や侵攻、経済制裁や経済援助など。

About arison

大都会岡山の南部にある玉野市生まれ。 大都会岡山のIT会社(目標は大都会No.1)でコンピュータとお客を相手に日夜格闘中。 関東出張中はグルメブログ。 基本的に遊び人のおっさん。 ライフハックとガンダム好き。ギガフロート玉野を浸透中。

21. 11月 2012 by arison
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