アメリカの大統領選はトランプ氏が勝利か。
ポーカーなら、ワンペアで勝利であっても勝利は勝利。
ジョーカー持ってたら最低でもワンペアになるからなあ。
#トランプ
ダイヤのクイーンであるヒラリーでも、キングとジョーカーを持ったドナルド・トランプ氏には勝てなかった。
正直自分はヒラリーが大統領になると思っていたし、過激な発言の多いトランプ氏には大統領になってほしくなかった。
移民問題や人種の問題など、タブーギリギリのきわどい発言だけど、危機感を持つ人たちの心をつかんだトランプ氏。
日本への影響、TPPの動きや日米安保、あらゆる動きが気になるところ。
こんな面白い記事を見つけた。
在ロシア日本国大使館に勤め、外務省国際情報局にいた佐藤優はこう言っている。
要するに、トランプはアメリカ孤立主義者なんですよ。
激しいことを言うんだけれども、「ルーズベルト大統領が真珠湾奇襲の後、第2次世界大戦に突入したのが間違いだった。
ナチスが台頭していようが、日本が出てこようが、放っておけばよかった。
アメリカはアメリカの繁栄だけを考えていればよかった。
もっとアメリカを豊かにしよう。偉大なアメリカにしよう。
アメリカ人の生活さえ良くなればいいんだ。あとは知ったことじゃない」という理屈です。アメリカが石油を手に入れるのであれば、「アメリカのそばにあるベネズエラが生意気だ。少しシメて、あそこから石油をとってくるか」と、
こういう感じですよ。だから、意外と平和外交になる。
意外と平和外交になるということには驚いた。
アメリカがしゃしゃり出ることはない。
自分のとこだけしっかり幸せになっていきますよと。
「金持ちケンカせず」ということです。トランプビルを中国に造るといったら、習近平も「いいヤツじゃないか」となる。
だから、世界秩序を全部、ひっくり返す。
日本との関係も、まさに昔、鳩山由紀夫さんが言っていた「駐留なき安保」になる可能性もある。
要するに、米軍が全部、退いちゃうんです。「なんで、オレたちがあいつらのことを命を懸けて護らなきゃいけないの。
自分の身を護りたいのなら、勝手に護ったら。
アメリカにとって有害だということだったら出て行くけれど、アメリカ本土やグアムにいるよ」
という感じになりますよ。「TPPもやめる。日本のクルマにも家電にも思い切り関税をかけてやる。
アメリカだけ良ければいいんだ。悔しければ、力をつけろ」と。
こういう方針ですよ。だから、アメリカ人は拍手喝采なんですよ。
佐藤優が斬る! もしトランプが大統領になったら、世界はこう変わる(佐藤 優) 現代ビジネス 講談社(1-5)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48143
アメリカだけよければいいという考え方。
世界一であるアメリカが自分たちの世界を守る・・・から、
自分たちのアメリカを守るにかわってきているのかもしれない。
アメリカはそれほどまでに疲弊しているらしい。
大学に出ても仕事に就けない、若者の閉塞感は日本以上らしい。
やはり佐藤優氏は着眼点が鋭い。