ウルグアイの世界で一番貧しい大統領ことホセ・ムヒカ。
2009年11月にウルグアイ大統領選挙に当選し、2010年3月1日より2015年2月末までウルグアイの第40代大統領を務めた。
そのホセ・ムヒカ元大統領(80)が5日に初来日。
8日間で東京、京都、広島を回る日程。「日本に来て広島を訪ねないのは敬意に欠ける」と組み入れたという。
ホセ・ムヒカ元大統領が有名になったのはブラジルで開催されたリオ会議(Rio+20)で、経済の拡大を目指すことの問題点を明確に演説。
この時のスピーチが話題を集め、ノーベル平和賞の候補に。
スピーチを子供向けに紹介した絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)が、日本でも出版され大いに話題となった。
貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです
私たちは発展するために生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです
ホセ・ムヒカの個人資産は、フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)(トラクターと農地と自宅も所有している。 )のみ。
大統領公邸には住まずに、首都郊外の質素な住居に暮している。
ムヒカの愛車である1987年製フォルクスワーゲン・タイプ1(約32万円)をアラブの富豪から100万ドル(約1億1600万円)で買い取る事を打診された際、
地元のラジオ番組で「友人たちから貰った物だから、売れば友人たちを傷つけることになるでしょう」と、これを拒否する発言をした。
日本の若者の選挙について
日本の選挙では、若者の30%ぐらいしか投票に行かないと聞きました。
政治を信じていないんですね。でも信じられないのなら、信じられるように行動してください。
何もしないで不平ばかり言っても変わりません。同じ考えを持つ人と、まとまって行動する必要があります
世界的なニュースとなっているパナマ文書にも触れた。
自分の資本を増やすためだけに、タックスヘイブン(租税回避地)を使ってお金を動かしている人がいます。
みなさんのような若者は闘わなければいけません。バカげたことをやめさせるために
母国ウルグアイでは愛される大統領。
しかし、ホセ・ムヒカは首都郊外の貧しい家庭に生まれ、7歳のときに父親が死去。
幼いころからパン屋や花屋で働いた。
独裁政権に対抗したゲリラ活動で4度投獄され、最後の刑務所暮らしは13年に及んだ。
踏みつけられたり、ゴミのように扱われたこともありました。
しかし、このつらい時期にこそ、多くの大切なことを学べました
毎晩、ベッドに入ったときに5分間使って、1日を振り返ってみてください。
よかったのか、悪かったのか。
それをもとによりよい明日を築いてください。
そして、ぜひ家族を持ってください。
単純に血のつながった家族ということではありません。
同じように考える人という意味の家族です。
人生をひとりで歩まないでください
世界で一番貧しい大統領ホセ・ムヒカ氏「物は愛をくれません」 – ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/11409493/