エジプトで今起きていること。
エジプトでは1月27日(米国時間)、最大手のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)各社がネットワークを遮断した。
これにより、エジプトでホストされているウェブサイトへのアクセスや、エジプト国内でのメールや『Twitter』、『Facebook』の利用は不可能となっている。
またムバラク大統領政権は、携帯電話網の遮断も命じた。
情報規制。民衆と民衆をつなぐ情報を遮断した。
そして、何が起きたか。
「エジプトのために一肌脱ごうじゃねえか。ネット復旧させてやる。48時間以内だ」
ハッカーたちによるネットの復旧。
すべての始まりは、アメリカの起業家シャービン・ピシェバーがネットが遮断直後にツイッターに書き込んだメッセージ。
エジプトにある普通のノートパソコンをインターネットルーターに転換するソフトウェアを現地に送りたい、そのために力を貸してほしいというものだ。
このソフトを使って、パソコンからパソコンへメッセージを順次送っていく形の通信網「メッシュネットワーク」を作ろうというのだ。
世界の技術者たちはこのメッセージを次々に広め、「オープン・メッシュ・プロジェクト」への協力を申し出た。
ルーター機能を生かせば近くの人との通信は可能になる。もしネットワーク内の1台がダメになっても、
別のパソコンを通じたルートを探してメッセージを伝達できる。「携帯型の臨時ネットワークは作れる」とピシェバーは言う。
「最低でもエジプトの人々は連絡を取り合って団結することができる」
さらに、ネットワーク内の誰かが外部との通信手段を得られれば、それをネットワーク内の人たちと共有することもできる。
グーグルやツイッターの技術者たちも、多くの人たちとエジプトのための取り組みをスタート。ネットの代わりに電話でメッセージを残すと、
その音声が文字に変換されてツイッターに投稿されるようになった。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/02/post-1951.php
エジプト革命については下記を参考に。
エジプトの夜明け〜新たな一頁へ|フィフィ オフィシャルブログ「All about FIFI」by Ameba
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10788441634.html
Translators United for Peace – 速報874号 エジプトの若者からのメッセージ
http://www.tup-bulletin.org/modules/contents/index.php?content_id=906